大和建設(株)大江工業(株)

2003年05月19日

共栄冷機工業株式会社

共栄冷機工業

市場ジャスダック
コード1829
発行株数30,730,000
単位株数1000
倒産時株価102
廃止時株価
倒産日'03.05.19
廃止日 
負債8,921百万円
資本金
2,027,200千円
所在地
東京都
態様
会社更生法

メモ/記事引用
ジャスダック(店頭)上場の共栄冷機工業(株)(資本金20億2720万円、東京都渋谷区鶯谷町3-12、登記面=埼玉県さいたま市大成町1-568-5、丹義明社長、従業員195人)は、5月19日に東京地裁へ会社更生法を申請した。申請代理人は山川隆久弁護士(東京都港区虎ノ門1-19-10、電話03-5532-1871)。保全管理人には北秀昭弁護士(東京都港区虎ノ門2-9-9、電話03-3509-1616)が選任されている。同社は、1961年(昭和36年)6月に冷暖房空調設備工事などを目的として創業され、62年(昭和37年)4月に法人改組した。空調、冷凍、給排水など建築付帯設備工事の設計、施工、保守を行う独立系の管工事中堅業者で、近年の工事別売上比率は、空調、衛生設備工事77.6%、改修工事16.2%、その他6.2%となっていた。東京本社のほか、埼玉、千葉、神奈川などに支店を設置、関東一円を営業基盤に官公庁をはじめ大手ゼネコンなど多数の得意先を有し、94年3月期には年売上高約240億5500万円を計上、その間、93年8月に店頭上場を果たしていた。その後は、長引く景気低迷の影響から業界全体の受注量が減少したことに加え、同業者間の競争も激化し、2002年同期の年売上高は約152億4800万円に減少。不採算工事から収益面も低調に推移し、約10億9800万円の経常損失、約22億4000万円の当期損失を計上し、連続欠損を余儀なくされていた。このため、2003年1月には(株)ジパング(東京都)を引受け先に第三者割当増資を実施し、経営体制を刷新。同時に、収益性重視の受注体制、経費削減などを徹底することで立て直しに努めていた。しかし、2003年同期においても業績の下方修正を強いられ、3期連続の欠損計上となるなど経営環境は改善せず、今後の資金調達も困難視されるなか、自力での再建を断念し今回の措置となった。負債は約89億2100万円。なお、2003年の上場企業の倒産は、大和建設(株)(負債230億5300万円、東京都、5月2日民事再生法)に続き8社目となる。


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