2017年07月
2017年07月20日
リラエンタープライズ株式会社(RHインシグノ株式会社)
市場 | 札幌 |
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コード | 8511 |
発行株数 | 9,714,000 |
単位株数 | 1000 |
倒産時株価 | - |
廃止時株価 | 1 |
倒産日 | 17.07.20 |
廃止日 | 12.03.30 |
負債 | 約2億8800万円 |
資本金 | 1,868,000千円(廃止時) |
所在地 | 札幌市中央区北1条西25丁目4番1号 525MMビル7階 |
態様 | 破産 |
メモ/記事引用
「北海道」 リラエンタープライズ(株)(資本金1億円、札幌市中央区北5条西25-4-1、代表中山高史氏)は、7月20日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。破産管財人は奥田洋一弁護士(東京都千代田区丸の内2-6-1、森・濱田松本法律事務所、電話03-5223-7718)。当社は、1961年(昭和36年)2月に丸産業(株)の名称で設立。その後、数回の商号変更を行い88年にアース(株)に変更。消費者金融業を手がけ、97年9月には札幌証券取引所に上場するなど業容を拡大し、2002年3月期には年収入高約37億7400万円を計上していた。しかし、貸金業規制法改正によるグレーゾーン金利の撤廃などを受け、2006年8月に希望退職を実施、同年11月には消費者金融事業の縮小と自動契約コーナーの全廃を決定し、主力業務を企業向けの投融資事業へ業態転換するとともに、複数の投資事業会社などとの間で業務・資本提携を進めていた。しかし消費者金融事業の落ち込みを補えず、2009年3月期の年収入高は約10億1400万円にダウン。度重なる利息返還請求が重荷となっていたほか、大口の不良債権が発生するなど財務面は悪化していた。その後、他グループの傘下に入り、2009年6月には商号をRHインシグノ(株)へと変更。以降、不動産事業として所有不動産の賃借や商業施設のサブリース事業、中国の富裕層をターゲットとした滞在リゾートサービスなどを展開する予定だったが軌道に乗らず、2011年3月期の年収入高は約2億200万円まで落ち込み、貸倒引当金繰り入れや利息返還損失引当金繰り入れなどで、当期純損失約22億5900万円の計上を余儀なくされていた。業績が低迷するなか、時価総額が3億円を割り込み上場廃止基準に抵触したことなどで信用程度は著しく低下、2012年には札幌証券取引所の上場廃止となっていた。その後も事業内容を健康食品の小売にシフトするほか、2014年10月に現商号へ変更するなどしていたが立て直しに至らず、今回の事態となった。負債は約2億8800万円。