2017年03月
2017年03月27日
TM株式会社(天龍木材株式会社)
市場 | 名2 |
---|---|
コード | 7904 |
発行株数 | 9,111,190 |
単位株数 | 1000 |
倒産時株価 | 廃止後倒産 |
廃止時株価 | 74 |
倒産日 | 17.03.27 |
メモ/記事引用
「静岡」 TM(株)(旧商号・天龍木材(株)、資本金1億円、浜松市東区材木町38、代表清算人松田耕治氏)は、3月27日に静岡地裁浜松支部へ特別清算を申請した。当社は、1907年(明治40年)4月、木材卸および製材工場による加工業務を目的に設立。設立以来一貫して木材の加工および販売を手がけ、「テンモク」の愛称で高い知名度を有して、地元では大手クラスに属していた。1953年8月には名古屋証券取引所市場第2部に上場。その後も国内外に拠点網を広げて業容を拡大し、93年3月期に年売上高約598億2400万円をあげていた。しかし、木材需要の減少や低価格商品志向など、木材業界を取り巻く環境の変化により業績が悪化し、2015年3月期の年売上高は約168億3100万円にとどまり、営業段階から赤字に陥って、当期純損益は約3億5300万円の大幅欠損を強いられていた。中長期的な視点に立った経営改革を可能とする体制の構築を行うため、経営陣によるMBOが実施されて2013年12月に上場廃止。上場廃止後も厳しい経営環境が続いたことから、会社の有する回収不能な債権、劣化した在庫等を処理し、さらなる経営・財務の基盤強化を図るため、2017年1月に別途新設会社の天龍木材(株)を設立したうえで、同年3月、同社に当社の全事業を移管する会社分割を実施。当社は現商号に変更し、株主総会の決議により解散していた。負債は金融債務のみで約42億5000万円。なお、現在は全事業を承継した新会社の天龍木材(株)で事業を継続している。
2017年03月08日
株式会社レイテックス
市場 | マザーズ |
---|---|
コード | 6672 |
発行株数 | 6,069,850 |
単位株数 | 100 |
倒産時株価 | 廃止後倒産 |
廃止時株価 | 5 |
倒産日 | 17.03.08 |
メモ/記事引用
「東京」 (株)レイテックス(資本金10億7797万5000円、渋谷区神宮前3-2-17、代表井上正明氏)は、債権者から破産を申し立てられ、3月8日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。破産管財人は小林和則弁護士(千代田区内幸町2-2-2、内幸町法律事務所、電話03-6205-7697)。債権届け出期間は4月12日まで。当社は、1988年(昭和63年)7月の設立。当初は測定・検査装置メーカーと販売代理契約を結び、産業用電機機器の販売代理や輸入を手がけていたが、その後自社製品の開発に進出。近年はウェハーメーカー、デバイスメーカーなどを得意先に、半導体製造工程のうち前工程であるウェハー製造等で使用されるシリコンウェハー検査装置・測定装置の開発、設計、製造、販売を主に手がけ、2004年4月に東証マザーズへ上場を果たしていた。この間、国内外に事務所や現地法人を開設し、2008年5月期の年売上高はピークとなる約58億2500万円を計上していたものの、急激な景気後退にともなう需要縮小などから開発にともなう多額の有利子負債が重荷となっていた。その後も、自動車・電化製品等の需要低迷により連鎖的に半導体製造設備投資の凍結・延期が相次ぎ、2009年5月期の年売上高は約16億7900万円に急減。2011年3月には東証マザーズ市場を上場廃止となっていた。好不調の波が激しい業界環境も影響するなか、以降も営業段階から多額の赤字計上が続いていた。加えて、2015年5月期末時点で債務超過額は約109億円に達するなど、返済原資にも乏しく、資金面は事実上破綻状態に陥るなか、今回の事態となった。負債は金融債務を中心に約110億円。