2009年09月

2009年09月01日

シルバーオックス(株)

市場東1、大1
コード8024
発行株数22,700,000
単位株数1000
倒産時株価64
廃止時株価1
倒産日
廃止日09.09.01

メモ/記事引用
「大阪」 東・大証1部に上場するシルバーオックス(株)(資本金26億3500万円、大阪市北区堂島浜2-1-9、代表西崎保孝氏、従業員135名)は、9月1日に大阪地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。申請代理人は若杉洋一弁護士(大阪市北区堂島1-1-5、電話06-6341-0461)ほか6名。破産管財人は石井教文弁護士(大阪市中央区高麗橋4-4-9、電話06-6208-8771)。当社は、1948年(昭和23年)8月に内外衣料製品(株)として大阪市内で設立。63年8月に大証2部へ上場を果たした業歴61年を有する老舗の肌着・下着メーカーで、2000年3月に東証・大証1部へ指定替えとなった後、2001年7月に現商号へ変更した。「シルバーオックス」の商標で紳士、婦人、子供向け肌着・下着の製造を長年手掛け、全国の有名百貨店や専門店などに販路を構築するなど、同分野では全国的な知名度を獲得。「SILVER OX」「良品生活」「ヒップ自慢」といったオリジナルブランドに加え、海外ブランドとの提携商品も展開する一方、ナイトウエアやユニホーム、アウター類にまで取扱い製品を拡大するなど総合アパレルメーカーの性格を強め、ピーク時の2000年3月期には年売上高約450億9100万円を計上していた。90年以降は、韓国や香港、シンガポールなど海外に関連法人を設立するほか、関東に大規模な商品センターを開設するなどの積極展開を続けたが、その後は新興企業の台頭や低価格製品の流入などの影響で、売上高はジリ貧で推移。2008年3月期には年売上高が約171億1600万円にまで落ち込んだほか、関係会社の株式評価損などで4期連続となる約24億円の最終赤字におわり、収益の悪化も続いた。この間、関係会社約20社の清算や社有不動産の相次ぐ売却、人員削減や在庫圧縮などの合理化策を進めてきたが、取引先からの信用は徐々に失墜。2009年3月期の業績は年売上高約134億3500万円に対し、約8200万円の当期利益にとどまるなどその後も業況は回復せず、従業員の給与払いにも窮する事態に陥り、7月15日に1回目の不渡りが発生したことを公表していた。以降、連結子会社である(株)イン・アウトの売却に加え、物流事業を手がける国内外4社の売却交渉について佐川急便(株)を中核としたSGホールディングス(株)と進めてきたが、これら譲渡代金の取得が手元の資金繰りに間に合わないことから、今回の措置を選択した。負債は9月1日現在で約57億円。