2010年03月29日
(株)エイペックス
市場 | 名セ |
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コード | 3324 |
発行株数 | |
単位株数 | 1 |
倒産時株価 | 54500 |
廃止時株価 | 187000 |
倒産日 | |
廃止日 | 10.03.29 |
メモ/記事引用
(株)エイペックス(資本金15億1340万9218円、府中市日新町1-2-6、代表水谷智氏、従業員14名)は、3月29日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日付で保全命令と監督命令を受けた。申請代理人は松尾慎祐弁護士(千代田区内幸町1-1-7、電話03-5511-4400)ほか3名。監督委員には永島正春弁護士(千代田区丸の内3-3-1、電話03-3211-1791)が選任されている。当社は、2000年(平成12年)5月に設立された中古半導体製造装置・同検査機器の販売、同関連技術サービス会社。中古の半導体製造装置や、同検査機器の販売や価格などの情報提供およびプローブカードを販売し、2004年(平成16年)6月には名証セントレックスに上場。2006年(平成18年)10月には日本エイム(株)と株式交換による経営統合を決議し、共同持株会社のユナイテッド・テクノロジー・ホールディングス(株)(その後、UTホールディングス(株))を設立。これにより、2007年3月には名証セントレックスでの上場を廃止し、4月決算から3月決算に変更した2007年3月期の年売上高は約69億900万円を計上していた。しかし、2008年秋のリーマンショックの影響から、経営統合の効果が出る前に半導体業界の設備投資意欲が激減し、2009年3月期の年売上高は約79億4500万円を計上したものの約6億4900万円の純損失が発生。このため、2009年6月には現住所に移転し、2009年11月にはUTホールディングス(株)が所有する当社株式は水谷智氏が代表を務める(株)八徳に譲渡され、同社100%子会社とするなどのリストラを進めていたが、2010年3月期に約31億7000万円の純損失が発生する見込みとなり、3月以降における支払いが履行不能となることが確実となり、今回の措置となった。負債は、債権者数59名に対し、約74億2300万円。なお、債権者説明会は金融機関向けに3月30日午後2時~午後3時30分、一般債権者向けに4月2日午後2時~午後3時30分に、さくら共同法律事務所(千代田区内幸町1-1-7NBF日比谷ビル16階)にて開催予定。