2009年01月16日
エス・イー・エス(株)
市場 | ジャスダック |
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コード | 6290 |
発行株数 | 24,038,668 |
単位株数 | 100 |
倒産時株価 | 165 |
廃止時株価 | 1 |
倒産日 | 09.01.16 |
廃止日 |
メモ/記事引用
「東京」ジャスダック上場のエス・イー・エス(株)(資本金72億4592万8731円、東京都国立市東1-4-13、登記面=東京都青梅市今井3-9-18、代表北島文雄氏、従業員469名)は、1月16日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日、保全命令を受けた。申請代理人は渡邊顯弁護士(東京都港区虎ノ門4-3-1、電話03-5405-4080)ほか4名。監督委員は井窪保彦弁護士(東京都中央区八重洲2-8-7、電話03-3273-2600)。当社は、1978年(昭和53年)11月に設立された半導体洗浄装置メーカー。半導体製造工程における半導体・液晶ガラス等の薬液処理装置の製造卸売を行い、関連する研究・保守サービスも手がけ、91年5月には株式の店頭登録(現・ジャスダック)を果たしていた。また、98年には同業の(株)スガイ(京都府)と合併して業容を拡大させるとともに、台湾、中国、韓国、アメリカに現地法人を設立して、バッチ式半導体洗浄装置分野では世界3位のシェアを占めるまでに成長していた。近年は新規事業として結晶系太陽電池製造装置製造にも進出し、2007年3月期の年売上高は約217億3500万円を計上していた。2007年10月以降、半導体メモリ価格の急落から顧客となる半導体メーカーが設備投資を抑制したことで受注が落ち込んでいたことに加え、大量受注先の納入期日が顧客側の要請により大幅に遅れたことも重なり、2009年3月期中間期において連結営業損失を計上していた。このため、昨年12月には事業所統廃合や人員削減を含めた再建策を策定。さらに金融機関への支援要請や再生ファンドとの交渉を行っていたものの、2月末の決済資金調達のメドが立たず、自主再建を断念した。負債は2008年12月31日時点で約142億7300万円。なお、当面の仕入代金決済及び販売については、当社の主要受注先である代理店の日本の商社および韓国における合弁会社のパートナーであるZEUS CO.,Ltdより支援協力を得るとしている。