(株)そごう川崎電気(株)

2000年09月29日

藤井(株)

藤井

市場東1、大1
コード 
発行株数 
単位株数1000
倒産時株価62
廃止時株価 
倒産日'00.09.24
廃止日 
負債10,800百万円
資本金
2,308,200千円
所在地
大阪府
態様
民事再生法

メモ/記事引用
藤井(株)(資本金23億820万円、大阪府大阪市中央区本町2-2-5、藤井磯二郎社長、従業員220人)は、9月24日に大阪地裁へ民事再生手続き開始を申請した。申請代理人は片井輝夫弁護士(大阪市北区西天満5-1-9 栄光綜合法律事務所、電話06-6365-1251)ほか5名。同社は、1907年(明治40年)2月に絹糸販売を目的に藤井糸店として創業、業容の進展に伴い、繊維製品販売などを目的に、1919年(大正8年)2月に法人改組され、1971年(昭和46年)に現商号へ変更された。73年には大証2部へ81年には東証2部へと上場し、83年にはそれぞれ1部へと昇格を果たしていた。倉敷紡績(株)からの出資を受け、婦人用ニット・セーターを始めとする各種繊維製品の企画卸売業者として、大阪本社のほか東京、福岡、札幌などへ営業拠点を設置、業容を拡大していた。大手スーパーや百貨店や専門チェーン店を中心として、問屋・通販業者に販路を確立。ブランドとしては、高級小売店・通販向けに「サマルカン」「リッシュボー」、量販・専門チェーン店向けに「マイウッディ」「ビアンカ」などのオリジナルブランドを展開、多様な商品展開を図り、ピーク時の86年2月期には年売上高約381億2600万円を計上していた。しかし、その後は長引く消費低迷を背景に販売単価のダウン・企業間競争の激化に加え、返品も相次いでいたことから業績はジリ貧となり98年3月期(決算期変更)の年売上高は約187億400万円にまでダウン、約20億700万円の当期損失を余儀なくされていた。この間、不採算部門となっていた手編み毛糸部門の営業譲渡や販売先の見直し、希望退職の募集による人員削減など合理化を進めるほか、有価証券の売却、事業用土地の再評価もおこなうなど財務内容の改善に努めていた。しかし、2000年同期の年売上高は約137億5200万円にとどまり、約39億4800万円の繰り越し欠損を余儀なくされるなど資金繰りは多忙化。こうしたなか、9月25日の決済資金、約6億円の資金調達が困難となったことから、今回の措置に踏み切った。負債は約108億円。なお、上場会社の倒産は、(株)そごう(大阪、負債6891億円、7月民事再生)に続き今年9社目で、上場会社の民事再生法申請は4月の法律施行後4社目となる。


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