(株)ジョイント・コーポレーション(株)アプレシオ

2009年06月03日

(株)セタ

市場ジャスダック
コード4670
発行株数
単位株数
倒産時株価
廃止時株価
倒産日
廃止日09.06.03

メモ/記事引用
「東京」 (株)セタ(資本金24億9505万円、江東区有明3-1-25、代表清算人若槻哲太郎氏)は、5月25日に東京地裁より特別清算開始決定を受けた。当社は(株)加根正の商号で1966年(昭和41年)11月設立。95年(平成7年)6月にマイクロコンピュータ応用機器メーカーのコンピュータゲーム部門の一部を分離し82年(昭和57年)8月設立された旧:(株)セタを、株式公開を目的とした資本整備のために合併し営業を開始。97年5月に店頭(現:ジャスダック)上場を果たした。パチンコ・パチスロ機向け「多機能セタICカードシステム」、同周辺機器(貯玉会員システム・ホールコンピュータ)の開発・製造・販売、およびロイヤリティ収入を得る遊技機関連事業を主業としていたほか、従業として通信対戦将棋システムのリースなども手がけていた。99年2月にはアルゼ(株)(ジャスダック上場、遊技機製造・販売)に対し第三者割当を実施、同社の傘下に入ったことで、販売力を高め、300店舗ほどのパチンコホールを得意先として、2006年3月期には年売上高約26億2100万円を計上していた。しかし、2007年3月期の売り上げ処理について元代表取締役と元専務取締役が積極的に関与し、本来計上するべきでない売上高約8億円を計上するという不適切な決算処理を行っていたことが判明。当社の信用力を保つべく、アルゼは当社を完全子会社化すると発表した。その後、アルゼの完全子会社化までは至らなかったものの同社の持株比率が高まり、2008年1月期にはジャスダック証券取引所への上場を廃止した。こうしたなか、大手パチンコホールチェーンの倒産をはじめとして、業績不振から中小規模のホールの倒産・廃業が相次ぐなど、得意先を取り巻く環境が悪化するなかで、当社の売り上げは回復せず、結果として債務超過が見込まれる状態であることから独自での事業継続は困難と判断。アルゼマーケティングジャパン(株)(2009年6月1日付でアルゼに合併)にパチンコ周辺機器事業を引き継ぎ、当社は2009年2月9日の株主総会の決議により、解散していた。負債は2008年3月期末時点で約31億8700万円であるが、大幅に変動している可能性がある。なお、アルゼ(株)によれば、当社の清算手続きに透明性を持たせることが特別清算手続き申請の目的であり、同手続きがアルゼ(株)に与える影響は軽微であるとしている。 


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